【Illustratorこれどうやるの?026】線パレットの中身を見てみよう-角の形状について【AI解説】
前回のあらすじ
みんなに説明しているふりをして実は自分が知らないことを調べる機会になっているのであった。
前回はこちら
【Illustratorこれどうやるの?025】線パレットの中身を見てみよう-線端について【AI解説】
角の形状について
角の形状は「ハンドルがペアになっていないときのアンカーポイントの形状」です。
ハンドルがペアになっているとは(記事の中頃です)
青丸のアンカーポイントはペアになっていないので、角の形状の影響を受けます。
緑丸はペアになっているので影響を受けません。
線パネルの「角の形状」は左側から「マイター結合」「ラウンド結合」「ベベル結合」です。
右の例では上から「マイター結合」「ラウンド結合」「ベベル結合」です。
マイター結合
ところで、マイター結合の時だけ比率の欄がアクティブになります
これは「内側の角と外側の角を結んだ長さが線幅の『比率』倍より長いならベベル結合にします」という意味です。
逆にすると「内側の角と外側の角を結んだ長さが線幅の『比率』倍より短いならマイター結合のまま」ということですね。
比率が「1」の場合は、マイター結合を選んでいてもベベル結合になります。
具体的に見ていきましょう。
黒ラインの幅2pt×比率2がだとすると、マイター結合とべベル結合の切り替えの基準は4pt分の長さ。
黒ラインの幅2pt×比率が3だとすると、マイター結合とべベル結合の切り替えの基準は6pt分の長さ。
6ptの幅と4ptの幅の青ラインを並べてみました。
黒線のマイター結合は「内側の角と外側の角を結んだ長さが『線幅×比率』より短ければマイター結合のまま」というルールです。「×3」の青ラインより短いのでマイター結合のままです。
比率を「2」に下げると、マイター結合のままの条件となる長さは「×2」の青ラインになります。「×2」青ラインは角を結んだラインより短いので「ベベル結合」が適用されました。
色々検証しましたが簡単に言うと「尖らせたかったら比率の欄に大きな数字を入れときな!」ですね。
いや、ほんともうそれだけですね。
ラウンド結合
線幅を直径とした円で角を丸めます。
べベル結合
外側の線を結んで、かつ、内側の角と外側の角を結んだ直線と直角に交わります。
結合した後はこんな感じ。
アンカーポイントは上辺に来るわけではない点に注意です。
ぼくは、勘違いしていました…。
次回
次回は線の位置です。
すっごいスカスカの内容です。
お楽しみに!(楽しめるかなぁ)
Illustrator解説まとめ
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