物忘れがひどくて困る!ヒグビーの7つの理論で記憶力のアップと改善をはかる
これは本当に自分が嫌になるくらい、思い出せないことがあります。
ここ数年、1分前にやろうと思って席を立ったけれど、何をやろうとしたんだっけ?と思うことがたくさんあります。
人は老化に勝てないのですね。
それはさておき、なんだか物忘れが激しくて仕事にも支障が出る方は「ヒグビーの7つの理論」で改善できるかもしれませんよ。
見ていきましょう。
ヒグビーの7つの理論
とある日のオフィス

あれっ、席を立ったけど何しようとしたんだっけ?

どうしたの?ぼーっと突っ立って

誰かに何かを言われて席を立ったような気がしたんだけど忘れちゃって・・・

もうボケが始まっちゃったの?若くないなー。

最近、記憶が持続しないというか抜け落ちるっていうか…。どうしたらいいかな。

生まれ変わって人生やり直す?

そこから?!

冗談よ。ヒグビーの7つの理論ってのがあるから試してみたら?

えっ、そんなのがあるの?やってみるよ

じゃ、あっちでやり方解説してあげる。お茶でも飲みながら。・・・あっ、思い出せない用事はいいの?

いいのいいの。思い出せないってことは大したことじゃないんだよ。

そかそか
~10分後~

遅いっ!打ち合わせ時間すぎてるのに・・・。本当にダメな先輩・・・
ヒグビーの7つの理論とは
ヒグビーの7つの理論とは心理学者ケネス・ヒグビーが提唱した脳に記憶を定着させる理論です。
以下の7つになります。
・有意味化
・組織化
・連想
・視覚化
・注意
・興味
・フィードバック
ひとつずつ見ていきましょう。
有意味化
物事を意味と結びつけて記憶することです。
特に言葉などはこの傾向が強いでしょう。
英単語は視覚情報だけで言うとアルファベットが並んでいる状態ですよね。
英文があったとして、文字情報は
Hediedinthefloweroflife
こんな並びになります。
このアルファベットの並びをそのまま覚えるのは難しいでしょう。
単語を区切って意味のあるまとまりにまとめます。
He died in the flower of life
(彼は若い盛りに死んだ)
これなら覚えられそうですよね。
ちなみにこの一文はよしながふみさんのフラワーオブライフという作品の中に出てくる一文です。

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組織化
組織化は物事を系統だてて、覚えていく方法です。
系統だてるとは、属性で分類すると言ってもいいかもしれません。
単語で知っているけれど、それに属性や役割を与えて、記憶から引き出しやすくする方法です。

あのほら、SMAPでダンスがうまくて、司会業とかは上手なんだけど、歌がちょっとあれな彼って何て名前でしたっけ?

それは中居君ね(ズバリ)

(そんなはっきり言っていいんだ・・・)
「中居くん」よりも「SMAPの中居くん」の方が覚えられますし、「SMAPでダンスのうまい中居君」ならもっとキャラが明確になってきますね。
「SMAPでダンスがうまくて、でも歌がちょっとあれな中居君」ならキャラが立っています。
覚えやすいですね。
連想
これは受験時代によくやった方法だと思います
「鳴くよ(794)ウグイス平安京」
「いい国(1192)作ろう鎌倉幕府」
「白紙(894)に戻そう遣唐使」
ちなみに、このチョイスにピンときた方は同世代です。
鳴くよ、という単語はもう既に知っている言葉ですよね。
でも、この言葉に「794」という言葉を関連させて記憶に定着させようとしています。
いい国というのも、日本人ならすぐにわかる言葉です。
これに「1192」を当てはめて覚えさせようとしています。
既に知っている言葉と、他の言葉を関連させて覚えようというのが連想になります。
連想ゲームなんかすると、人によって関連づいている言葉が違ったりして面白いですよね。
「中学校」で連想すると「勉強」とか「部活」とか出てきますけれど「恋愛」とか「初カノジョ」とか出てきた人はリア充ですね。いいなあ。
視覚化
これは、言葉や文にイメージを伴うと覚えやすいという事です。
スイカ 1つ
りんご 6つ
なし 4こ
この文字だけで覚えるよりも

映像と一緒に覚える方が覚えられるという事です。
注意
注意というとたしなめられているような気になりますが、そっちではなくて、集中するという事です。
学生時代にテスト範囲などはあらかじめ言われていると思いますが、試験期間になったらその範囲だけを集中して勉強しますよね。
大事だと思う所をマーカーで引くということも学生時代にやったという人は多いはずです。
引きすぎて逆にどこが大事かわからなくなることもありますが・・・。
興味
興味があるものはどんどん知識を蓄えていくことが出来ますよね。
仕事に関連すること、趣味に関すること、生活に必要な事。いろいろありますが、これらは自分から意欲的に学んでいくことで、何も考えずに得られる知識よりも数段覚えがいいはずです。
好きこそものの上手なれ。
興味を持って接することが大事です。これが一番実践しやすいかもしれませんね。
フィードバック
フィードバックって実はあんまり浸透していない単語かなと個人的には思うのですが、フィードバックです。
フィードバックは結果を伝えるとでもいいましょうか。結果を伝えて、それが望むようなレベルでなかった場合、改善して取り組むといったようなことですね。試行錯誤のほうが分かりやすいかもしれません。
ある実験をする
↓
結果が出る
↓
結果をもとに実験を修正していく
↓
繰り返し
フィードバックがどのように生きるかというと繰り返しながらも結果を受けて、色々考えるという点にあります。
それにより、記憶に定着していきます。
他にも
授業で勉強した
↓
あんまり理解できなかった
↓
家で復習
↓
めっさわかる
という復習や
試行錯誤して成果を出した
↓
成果がとっても喜ばれてほめられた
↓
更にやる気になって頑張った
という褒められ体験を通しても記憶の定着に効果があります。
記憶の領域
ヒグビーの7つの理論から少し離れてしまいますが、人が覚えていられる記憶の領域は7プラスマイナス2と言われています。
5~9までが人間の覚えられる事柄の上限という事です。
同時にそんなに覚えられるのかは少し疑問ですが、ぼくたちも実はよく活用しています。
それは数字の覚え方。
電話番号を伝える時、数字を区切って伝えますよね。
家の固定電話番号なら10ケタ程度。携帯電話なら11ケタですよね。
これを電話越しに伝える場合、一気に11ケタを伝える事はありません。
「+++の××××の○○○○」というように区切って伝えるかと思います。
これは経験則から、無意識のうちに区切って伝えているのです。
また、俳句や短歌も5・7・5の音の区切りにしたり。5・7・5・7・7の音の区切りにしたりしています。
これも昔から感覚的に理解していたってことですよね。
体調不良も考える
睡眠に関する記事も書いてきましたが、睡眠不足でも記憶の定着が弱くなってしまいますので、こんなヒグビーの7つの理論とか言っている前に、きちんと寝て体調管理をしっかりするようにしましょう。
まとめ
単体での記憶というのは引っ掛かりがないため、どうしても弱くなってしまいます。
そこで、様々な方面から記憶のフックをガシッとかけて記憶を確立していくイメージですね。
イメージと結びつけるのは、ぼくは実践してみて結構有用だと思いました。
どれか利用できそうなら試してみてくださいませ。



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