マンガ【頭文字D】オレの前を走らせはしない!峠最速伝説の幕開けだ!
今回は、しげの秀一先生の【頭文字D】を紹介します!
Contents
こんな人におススメ
頭文字Dはこんな方におすすめです。
- 車が好きな人
- 車の運転が好きな人
- 対決モノが好きな人
- 車の事をよく知らない人
車のバトルマンガ(作中でレースの事を「バトル」と言っています)なだけあって、車が好きな人にはおすすめですが、実は車の事をよく知らなくても楽しめます。
というよりも、読み進めていくうちに物語の続きも気になりますが、車自体にも興味がわいてくるからです。
技術的な説明は確かに聞いていてわからないことがありますが、なんとなくの雰囲気で聞いていても物語の進行に支障はありません。
バトルに負けたり、強敵とバトルする際に、どこからともなく強力なエンジンを仕入れてきたり、タイヤ周りを強化したりと、胸アツな展開が繰り広げられます。
遅い車で勝つからカッコいい!
主人公の藤原拓海(ふじわらたくみ)が乗るAE86は、作中では、基本性能として遅い車と描かれています。
そんな車に乗り、テクニックで速く走らせ、ライバルたちから勝利をもぎ取っていく姿に読者はほれぼれとするはず。
性能が違う車で勝負をするという事は、言ってみればハンデを与えながらも、勝利をものにするという事です。
元から速い車が勝つのは当然でそんなのは面白くもなんともありません。
遅いと思っていたのに実はすげー速い!というギャップに参っちゃうわけですね。
越後のチリメン問屋のご隠居が実は先の副将軍であった!というのと似ています。
拓海の性格も普段はぼんやりしているのに、バトルになると覚醒する。
豆腐屋なのに峠を攻める、という2重にも3重にも張り巡らされたギャップの数々がかっこよさを引き立てていくのです!
アニメと3DCGのコラボがすごかった
マンガが人気になりアニメ化されますが、シーズン1がアニメ化された1998年(うぅ、もう20年も前か…)は3DCGが広く浸透してはおらず、アニメ番組で3DCGを用いて表現している作品はそんなに多くありませんでした。
そんな中、バトルシーンは全て3DCGで作られ、峠を攻める車は控えめに言ってチョーかっこよかったです!
マンガも迫力のあるコマ割りですが、静止画になってしまいます。3DCGで原作の持つ躍動感をアニメーションで表現することでより一層迫力と緊張感を手に入れることが出来ました。
加えて、アニメーションによって挙動をスッと理解できるのも当時としては嬉しかったですね。
ぼくは車に興味がないほうなので、「ドリフト」と言っても、どんな動きをするのかはピンと来ていませんでした。
が、バトル中の2台が車体を傾けながらコーナーを滑って抜けていく様子を見て「マジか?!」と思わざるを得ませんでした。
拓海が一瞬のスキを突き、相手をスパーンと抜き去るシーンでは「すげぇ!」と心の中で思ったものです(深夜放送なので叫ぶと近所迷惑だった)。
原作付きのアニメは、全話作成されることはあまりありませんが、頭文字Dはシーズンを重ね、原作最終話まで作成されています。すごいことです。
ちなみに1stステージの庄司慎吾とのバトル中に拓海のハチロクが登ってくる車をかわす際にガードレールにめりこんでます。
こんなのもCG黎明期のいい話、ですよね。今ならリテイク待ったなしでしょう。
実写映画でマジに峠を攻めた
作中で行うバトルはレースと言っても、公道をめちゃくちゃなスピードで駆け抜けるいわば危険な運転にあたりますが、実写映画では実際にプロのドライバーが峠を攻め、その映像を使用しています。
ものすごい勢いで流れていく周りの風景と、うん、このスピードで突っ込んでいったら死ぬわという超速でコーナーを抜けていくのは、安全とわかっていてもドキドキしました。
頭文字Dとしての雰囲気はそんなになかったかなという印象です。
パロディ同人誌も有名だった
頭文字Dの連載開始から1年後にかの有名な「電車でGO!」というゲームがリリースされますが、このゲームと頭文字Dを組み合わせた「電車でD」という同人誌も有名になりました。
車を電車に置き換えて、電車でバトルを行うというトンデモ設定ですが、原作のセリフをうまく電車用語に置き換えたシーンはそれなりに説得力があり、面白いです。
ファン作成の再現動画
GT5で頭文字Dの名シーンを再現してみた
グランツーリスモでシーンを再現という動画ですが、原作を知っているとより楽しめます。
おわりに
原作やアニメを見て、「自分にもドリフトができそう!」と思ってしまうかもしれませんが、事故に遭う可能性が高いので、安全運転を心がけましょう。
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