【よつばと!】とーちゃんと過ごす日常風景!キャッチコピーもまとめてあります
いつでも今日が、いちばん楽しい日。
今回はあずまきよひこ先生の「よつばと!」をご紹介いたします。
Contents
- 1 あらすじ
- 2 こんな人におススメ
- 3 キャッチコピー集
- 3.1 1巻 いつでも今日が、いちばん楽しい日。
- 3.2 2巻 ただ、ここにいるだけのしあわせ。
- 3.3 3巻 どこかで見た、どこにもない場所へ。
- 3.4 4巻 いつかおとなになるこども。と、かつてこどもだったおとな。かわらないまいにち。
- 3.5 5巻 おわらない夏のおわり。
- 3.6 6巻 今日も世界はひろがっていく。
- 3.7 7巻 こどもが走れば、おとなも走る。
- 3.8 8巻 平日、休日、祭日、毎日。
- 3.9 9巻 変わっていく季節、変わらない毎日。
- 3.10 10巻 毎日という宝箱を、今日も開ける
- 3.11 11巻 世界は見つけられるのを待っている。
- 3.12 12巻 目の前には実物大の世界地図。
- 3.13 13巻 そして今日も、日々は続く。
- 3.14 14巻 世界vs子供
- 4 最新刊が待たれるマンガの一つ
- 5 他のおススメマンガ
あらすじ
夏休みの始まる前、とーちゃんとよつばがトラックに乗って引っ越してきます。
よつばにとっては新しい町で見えるものすべてが新しく、ときにはハプニングも起こすけれど、そんな楽しい毎日を過ごす日常系漫画です。
こんな人におススメ
よつばと!はこんな人におススメです。
- 日常系マンガが好きな人
- あずまきよひこ先生のマンガが好きな人
- 子育てを体験した人
子供目線がいっぱいの日常マンガ
このマンガの面白いところはやっぱり、よつばの行動にあります。
よつばは、まだ5歳なので物事に対する知識がなかったり、間違って使っていることが良くあります。
また、いちおう、よつばは外国で拾ってきた子供という設定なので、より一層日本のことをよく知らないのかもしれません。
引っ越してくる前はばーちゃんの家にいたので、そんなこともなさそうですけど。
ブランコの乗り方を知らなかったり、電柱が何のためのものかを知らないで登ってみたり、初めてのことに対するリアクションはそう来たかと思わせるものがあります。
自転車屋さんで、サドルの調整ハンドルを回しすぎて、サドルが抜けたときに超あせったりとか。子供の反応だなぁってのがすごくよく出てますね。
ものに対する認識も、例えばカレーライスと比べてハヤシライスはカレーライスの偽物と言ったりして、そういえないこともない表現が面白い。
でも、たまに核心を突くような発言もして「いきてるってなに?」って言葉に周りにいた大人は、「わかりません」って返すしかなかったりして。
登場人物全員が個性的
よつばの周りにいるのは、とーちゃん。その次くらいにジャンボと、隣の綾瀬家の人々がいます。
ぼくは、とーちゃん周りのキャラのジャンボとやんだが好きなんだよなぁ。
掛け合いが昔からの知り合いって感じで、気兼ねがないやりとり。言葉の掛け合いも漫才的で読んでいて飽きない。とーちゃん周りの人たちはおそらくはアラサーくらいなんだろうけれど、感性も行動も若くてうらやましい。
綾瀬家関係の人は、よつばのことを見守る立場でよつばに接してくれています。
変なTシャツをよく切る風香ちゃんが一番よつばと絡んでくれるんですが、時々言動が乙女チックというかトンチンカンというか、かわいいだけのキャラじゃないのが面白い。
という感じで親しみのあるキャラクターがたくさんいます。
とーちゃんがよつばを見守る優しい空気
とーちゃんはたいていはふざけているんですが、時折見せるよつばを見守る空気感が結構好きで。
子供を見守る親ってこういうもんなんだろうなと考えてしまいます。
また、しつけに関しても、危険なことをしたり、嘘をついたりしたときには、よつばに厳しくあたっています。
危険なことをしたときはゲンコツ。
嘘をついたときは、仁王像の前に連れて行って少し怖がらせてよつばを反省させるなど、とーちゃんのよつばに対する子育ての姿勢が見えてきます。
ホットケーキを作る回のときは、何度も失敗するよつばがくじけそうになった時に励ましたり、ホットケーキのもとがなくなった時はたくさんもとを作って、よつばが食べられないと心配すると「食べれる!」といって、よつばを安心させます。
焼き方についてもあれこれ言わずによつばにやらせて、少しずつアドバイスして成功へを導いていきます。
子供が失敗すると「こうしろ」とか、つい口を出してしまいますが、焦ることなくよつばの好きにやらせて、成功を見守ります。
そしてうまくできた際には拍手でお祝い。
こんな子育て、いいよなぁって思いますね。
自分が子供を持つとあるある話になる
よつばととーちゃんの話ですが、独身のときは、子供ってこんなもんかなぁって感じなのですが、子供を実際に持ってみると、「ああ、確かにこんな感じだわ」って気持ちになります。
好奇心のままに行動して、失敗することもあるけれど、そういったことを繰り返して、成長していくのを見ると「あるある」って言いたくなりますね。
実際と違うのは、とーちゃんがのんびり屋さんでカリカリしないしないところ。
いうことを聞かない子供を相手にするのは結構疲れたり精神的にくるものがあったりするのですが、とーちゃんは気持ちがよつばに近いのか、よつばが粗相をしてもあまり怒ったりしません。
これはなにげにすごいことですよ。
キャッチコピー集
キャッチコピーは作者のあずまきよひさこさんではなく里見 英樹さんが考案しているもの。
それぞれが単行本のキャッチコピーですが、1巻のキャッチコピーだけは作品全体のキャッチコピーとなっています。
キャッチコピーと独自の所感を添えて紹介します。
1巻 いつでも今日が、いちばん楽しい日。
子供このころの経験は、そのほとんどが初体験で未知のものに触れることが本当に多いです。だから、新しいことに触れられる今日が一番楽しい!そんな思いが込められているように思います。
1巻なので、よつばというキャラクターがどんなキャラなのか、読者にもわからないし、なんなら作者にもまだわかっていない頃の元気いっぱいのよつば。
作画はあずまんが大王のちよちゃんにまだ似ていますね。
2巻 ただ、ここにいるだけのしあわせ。
ふつうの日常生活が、実はしあわせなんだってことを感じさせるようなキャッチコピーです。
2巻からはみうらが登場してきて今後の固定メンバーとなっていきます。
3巻 どこかで見た、どこにもない場所へ。
どこかで見たような知っている風景も、自分の体験にはないって意味でとらえられます。
3巻ではジャンボの働いているお店に行ったり、動物園、花火大会に出かけたりします。
4巻 いつかおとなになるこども。と、かつてこどもだったおとな。かわらないまいにち。
この巻ではジャンボととーちゃんがバドミントン対決をします。いい大人なのに、子供のように張り合って、まさにかつでこどもだったおとな。ですね。
いつかおとなになるこども。というのも、今は子供だけれど、あっという間に成長していく子供を表したいい言葉だと思います。
5巻 おわらない夏のおわり。
5巻は夏らしいイベントがたくさん描かれています。
作中での日付は5巻の最後の話の時点で8月30日です。もう夏も終わりですね。
終わらない夏というのは、夏は毎年やってくるもので、終わりということはないのですが、今年の、よつばが5歳の時の夏はもうおわりです。
作品を離れて現実の自分たちに向けて使うと、しみじみしてしまう言葉ですね・・・。
6巻 今日も世界はひろがっていく。
リサイクル・自分の自転車・牛乳配達。
この巻でも新しい体験をよつばは獲得していきます。
物事を体験するたびに、自分の世界と見分は広がっていきます。子供のころの体験は鮮烈で、今でも覚えている人もいるんじゃないでしょうか。
子供のころは世界がものすごい勢いで広がっていったのを思い起こさせますね。
7巻 こどもが走れば、おとなも走る。
これはぜひ、表紙と並べて読んでほしいキャッチコピー。
7巻では牧場に行くく話がありますが、それに合わせて、表紙は羊の大群に追いかけられるよつばの絵です。
巻末まで読むと、実はこの先方に、とーちゃん、ジャンボ、やんだのがいて一緒に逃げていることがわかります。こういう仕掛けも面白いですね。
8巻 平日、休日、祭日、毎日。
8巻は風香ちゃんの学園祭と地域のお祭りが描かれています。
大人目線から見ると、平日や休日、祭日って分けてしまいますけど、よつばにとってはどれもかけがえのない毎日ってことなんでしょうね。
9巻 変わっていく季節、変わらない毎日。
作中ではもう10月になり秋になっています。1巻が7月半ばだったことを考えると、3か月も経ち、よつばの成長を3か月も見守ったことになります。
登場人物たちも秋の装いで季節感を感じるようになってきました。
でも、とーちゃんと過ごす毎日は変わりません。
変わっていくものと変わらないものがある、そのコントラストがいいんじゃないでしょうか。
10巻 毎日という宝箱を、今日も開ける
日々の出来事って誰にでもありますが、慣れてくると、または毎日が忙しいと気に留めないことも多くなります。
よつばと!を読んでいると、毎日に本当にいろいろなことがあり、貴重な体験を得ているんだなってことがわかりますね。
気持ち次第で日々は輝ける。そんな思いがあるように思います。
ちなみにホットケーキを焼いたり、仁王様の前でうそを反省するのはこの巻です。
11巻 世界は見つけられるのを待っている。
ものごとは、それを観測する人がいてこそ、存在することができる。
みたいな言い方ですね。
子供のころはたくさんあった初体験も大人になると徐々に減ってきます。
でも、やる気と好奇心があれば、大人になっても初体験というのは結構あるよなぁと思ったり。
この巻ではうどん、ピザ、シャボン玉、栗拾いなど。
よつば自身では体験できなくても、周りの大人が様々な体験を持ってきてくれていることが多いですね。
12巻 目の前には実物大の世界地図。
この巻ではキャンプに出掛けます。
地図という形で世界を知ることもできるけれど、ちょっと足を伸ばせばリアルな世界がそこに広がっていることを感じさせてくれますね。
13巻 そして今日も、日々は続く。
この巻のメインはばーちゃんが家を訪ねてきたことでしょう。
ばーちゃんが来ることを知ってからウキウキするよつばは本当におばあちゃん子なんだなぁって。
ばーちゃんが帰るときに、泣いちゃうよつばに、ほろっと来たりしますが、タクシーに乗ったばーちゃんが見えなくなると、あーあ。と言って、日常に戻る感じが子供らしいっちゃ子供らしいです。
でも、このセリフのときは後ろ姿で、泣いているかわからないので、平気そうな口ぶりでも実は泣いているなんてことがあるかもしれませんね。
個人的には、タクシーの中のよつばを目で追うばーちゃんの表情に、寂しさを感じました。
これと、帰った次の回で、ばーちゃんにいわれた家の前の掃除をきちんとしているよつばもいいなって思います。
14巻 世界vs子供
この巻でとーちゃんの妹の小春子が登場します。名前だけは前巻から出てるんですけどね。
世界VS子供は正直よくわからないけれど、子供はいつも真剣に世界と向き合っているってことなんかな。
毎日起こる出来事をきちんと消化しているわけではないけれど、その時の感性でドキドキしたり考えたり悩んだり。
そういうことを大人になるとしなくなりがち。
だから、何かを体験したら思いっきり満喫するのがいい毎日の過ごし方なんだと思います。
最新刊が待たれるマンガの一つ
2020年8月時点では、14巻が最新刊となっています。
以前は、年に1巻くらいは出ていましたが、2年に1巻、3年に1巻と刊行ペースが遅くなってきています。
それでも、新作を望まずにはいられない作品です。
既刊14巻は何度読んでも楽しめるので、これらを読みながら新刊を待ちたいと思います。
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