マンガ【百万畳ラビリンス】礼香と庸子が迷宮を探索!和風ラビリンスから脱出なるか?!

2020年6月18日

空の勇者たち

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私 ここを貰うことにしたから!
今回はたかみち先生の「百万畳ラビリンス」をご紹介いたします。

あらすじ

玖場島礼香(くばじま・れいか)と同じバイト仲間でありルームメイトの庸子(ようこ)は迷宮をさまよっていた。
迷宮と言っても襖、障子、廊下、階段で構成されている和室仕様である。

空間がループし、出口が見つからない百万畳のラビリンスを出口を目指して探検する

こんな人におススメ

百万畳ラビリンスはこんな人におススメです。

  • ゆるい冒険ものを楽しみたい人
  • たかみち先生の絵が好きな人
  • ゲームが好きな人

危機的状況なのにゆるいふたり

迷宮に迷い込んだ二人は、必死に出口を探しているはずなのに礼香ちゃんはこの状況を楽しんで、マイペースになっているせいか悲壮感がありません。

コンビの庸子の方がむしろ危機感を感じる役目になっています。

必死さがないので、なんだか漂うゆるーい雰囲気。この雰囲気が好きな人には好きなんじゃないかと思います。
冒険をしているはずなのに日常系マンガのようなゆるさを持っています。

礼香ちゃんのキャラクターが常識から少し外れたところにあるので、妙なおかしみを持って描かれているのもゆるく感じる原因かもしれません。
かわいいけれど想像ができない行動をとる礼香ちゃん。礼香ちゃんをいいキャラだと思うか、とっぴすぎてついていけないと感じるかで、このマンガの評価は分かれてしまうかもしれません。

たかみち先生の画力がすごい

たかみち先生というとコミックLOの表紙絵が有名ですが、このたかみち先生の描くキャラがすごいですね。

確かな画力による造形で、礼香ちゃんと庸子の動きに無理がありません。同じ姿(ポーズ)をしている事は一回もないんじゃないかな。

イラストレーターの方なので、一つのカットがごちゃごちゃしすぎずすっきりしていてとても読みやすいです。
絵を描く人だったら、作画の参考になるんじゃないかと思います。

また、毎回の話の扉ページが一枚絵になっていますが、扉ページだけ見ていても楽しいです。
イラストとして成立しているのに、きちんとマンガの内容を伝えているのがすごいです。

ゲーム的要素がある

礼香ちゃんと庸子が迷い込んだ世界はゲーム的な要素がたくさんあります。
オブジェクトとコピー。世界のループといったものですね。

この世界はどうやって作られていくのか、これをどう攻略していくのかが見どころです。

主人公二人の生きざま

他の人からしたら「こうしたほうがいいんじゃない?」って思うようなことでも、主人公の二人は「自分はこうだから」という理由で、独自の道を歩いていきます。

周りには理解されなくても、自分はこうだと決めたらその通りに生きていくという姿は、なるほどと思えるところもあれば、理解できない人と映るかもしれません。

でも、自分がこうだと思ったことをやり遂げている姿は、どこか羨ましいなと感じましたね。

上下巻の短編

百万畳ラビリンスは上下巻の2冊なので、割と短時間で読むことが出来ます。
説明が多いのでそこまで短時間でもないのですけれど。

ぼくはたかみち先生はイラストオンリーでマンガを描かれていることを知らなかったです。
ぼくの他にもたかみち先生のマンガ活動を知らない人がいたとしたら、この作品を読んでもらいたいですね。

後半は少し難解になりますが、アニメ化したら面白いんじゃないかなぁって個人的には思っています。

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