山手線新駅名決定! 高輪ゲートウェイが受け入れられない理由とは?

2019年7月19日

高輪(たかなわ)が読めなかったら何が悪い!

東京に来ると引っかかるトラップの一つですね。そう、豊島区が、とよしま区ではないのと同じようにね。

品川と田町の間に建設中の新駅につけた名称で賛否が分かれています。
約50年ぶりの山手線の新駅登場ですが、なぜ否定意見が多いのでしょうか。

命名までの流れ

今回、駅名を決めるにあたり、どんな駅名にしたらよいかという公募を行いました。
期間は2018年6月5日から6月30日までです。

これに対し、64,052件の応募がありました。期間は26日間ですから、日に約2000件以上の応募がありました。ものすごく注目されているということが分かりますね。

そして、2018年12月4日に「高輪ゲートウェイ」に決定されたとの報道がありました。

新駅名の投票数

「高輪ゲートウェイ」は36件の応募数でした。
数が少ないと感じると思われるかもしれませんが、「高輪ゲートウェイ」と発想してなおかつ応募という行動に移す人が36人もいたと思うとすごいことです。

高輪とゲートウェイを結び付ける発想がなかなか出てきませんし、まず「ゲートウェイ」という単語が出てくるかどうかという観点からするとなかなか出てこないでしょう。

応募の得票数の上位は以下の通り。

1位 高輪 8,398
2位 芝浦 4,265
3位 芝浜 3,497
4位 新品川 2,422
4位 泉岳寺 2,422
6位 新高輪 1,275
7位 港南 1,224
8位 高輪泉岳寺 1,009
9位 JR泉岳寺 749
10位 品田 635

『高輪』が2位と2倍近い差があり、「これなら『高輪』でよかったんじゃないの?」と思われるかもしれませんね。公募の得票数が多いということは「そう思っている人の割合が高い」と見て取れるわけですし、投票しなかった人の中にも、「高輪がいい」と思う人が多くいそうだと思われます。

数が多ければそれは「民意」を表しているといってもよいかもしれません。

 

選考方法に明記

数だけ見ると「高輪」にしたくなりますが、実は数は問題ではないということが選考方法の一文から読み取れます。

選考方法:新しい駅名は応募数による決定ではなく、応募されたすべての駅名を参考に、JR東日本が新しい駅にふさわしい名前を選考します。

「新しい駅名は応募数による決定ではなく」
というところがポイントです。

つまり、今回の公募は選挙ではなくて、アイデア出しだったということになります。

高校の文化祭の内容決めは投票で内容の案出しと決選投票も兼ねているわけですが、そのイメージがあると「票数が多かったのに!」と思ってしまいます。

高輪 芝浦 芝浜 新品川
泉岳寺 新高輪 港南 高輪泉岳寺
JR泉岳寺 品田 高輪ゲートウェイ その他

とするとどうでしょうか。
得票数関係なくすると「高輪ゲートウェイ」も「まぁありかな」と思えなくもないのではないでしょうか。

票数の公開が反発を生む

選考方法にも明記されているとおり、応募数と決定の間に相関関係はありません。しかし、心情としては得票を多く獲得した名前にしてもらいたいと思うことでしょう。
選考方法に「応募数は関係ない」としているので、発表の際に票数を公開しなければよかったのではないかと思いました。
そのうえで、次回は決選投票を行うなどすれば、不満は軽減されたのではないかと思います。
結果の公表が、実はJR東日本も選考方法を理解していなかったとわかりますね。

今後の展開

一旦は決まりましたが、この先、この名称のままとは限りません。
JR東日本内部で反発があるかもしれませんし、抗議のデモがあったりするかもしれませんね。
この先どうなるのか気にしておきたいところです。