【イラレIllustratorこれどうやるの?051】ライブぺイントを使用する方法【AI解説】

2020年4月19日

前回のあらすじ

対称コピーをするということは対称軸を境に、両面を同時に作り上げていっているということになります。

本来ならば、全体に均等に手間をかけるところですが、半分を作りこむことで、もう片方も作りこまれるので、2倍の時間をかけてクオリティを上げることが出来ます。
あ、でも、破たんがないかを見るので、そのチェックに時間がかかってしまうかも…。

ライブペイントについて

ライブペイントを使用していますか?

ぼくは最初はその存在すら認識しておらず、同僚が使っていたので、これは何だろうと思って使うようになりました。

パスで囲まれた領域を選択できたり、交差している部分を一つの区切りと認識することが出来、色付けやカットが自在にできます。
CADをやっている方ならトリムに近いという感覚です。

少しだけ癖がありますが、慣れてくると結構便利な機能がありますので、ぜひ使ってみましょう。

ライブペイント化する

まずはパスをライブペイント化することから始めます。ライブペイント化することでライブペイント選択ツールで選択できるようになります。

言葉で言っても全く意味が分からないですね。




交差しているパスがあったとします。同じ色の線はそれぞれ一本のラインで、全て開いたパスになります。




これらは開いたパスなので、内側や外側などはありません。しかし、ライブペイント化することで、パスで囲まれた領域を一つの面として扱ったり、交差している先を切り取ったりすることができます。

まずはライブペイント化してみましょう。



ライブペイント化したいパスをすべて選択します。



上部メニューの「オブジェクト」→「ライブペイント」→「作成」をクリックします。

ショートカットはALT+Ctrl+Xです。



選択されたパスがひとまとめになり「ライブペイント」というグループになります。



選択時のバウンディングボックスもアスタリスク(*)が付いたような形状に変化します。

ライブペイントを編集するにはツールをライブペイント選択ツールを使用します。



大抵の場合はツールバーに「シェイプ形成ツール」が表示されているので、シェイプ形成ツールを長押しして、「ライブペイント選択ツール」を選択します。



ライブペイント選択ツールがアクティブになっている状態でライブペイント化されたパスにマウスポインタを持っていくと、パスで囲まれた領域を認識することができます。

認識された領域は強調された赤ラインで範囲が見えています。この赤ラインはデフォルトの設定なので、任意の色に変更することが可能です。

領域をクリックしてみましょう。



クリックされた領域は網点になり、選択されていることを示します。



選択領域に線の色は設定できませんが、塗りを設定することができます。



選択部分に色を設定することができました。



この領域は、パスの形状から計算されている領域なので、

パスを変形するとその形状に応じて塗りの範囲も変化します。



ただ、パスを少しずつ動かしたり戻したりを繰り返すと

領域の定義がおかしくなるのか


変な領域になったり

位置を戻しても元に戻らなかったりするので、パスをまたいだりする変形は、一度に行うとよいでしょう。



ライブペイント状態の時は、パスを選択すると、パスとの交差部分までを一区切りとして扱うことができます。上図のように選択すると

選択した部分のパスが網点になっているのがわかるでしょうか。

そしてこの網点は両方とも斜めの黄緑パスで止まっています。

この状態でDeleteキーを押すと

選択した部分のパスを削除することができます。



はみ出ている部分を選択して削除するということを繰り返すだけで余分なはみ出たラインを消すことができます。



逆の考え方をすると、中の余分なラインを削除することも思いのままです。

直感的にいらないパスを選択して削除できるという機能は作業スピードを上げることにつながります。

ダイレクト選択ツールとの併用

紫ラインの赤い点線のところを削除し、中のラインも削除したいとします。こういうたくさんの線と交差している場合、ライブペイント選択ツールのままですと、それぞれのパスを選択しなければならず、面倒くさいですね。

上の図の太い紫ラインを選択するには4回クリックするしかありません。

でも、思い返してみてください。

これはもともとは1つのパスなので、普通に選択すれば、すぐに選択できます。



ダイレクト選択ツールでパスを選択して、deleteキーで削除します。

簡単に削除できました。

まぁ、ぼくも気づかないでライブペイント選択ツールでちくちく選択しちゃうことが多いですがね。

設定した色について

ライブペイントで作成した領域の色は計算で出しているものなので、ライブペイントを解除すると消えてしまいます。また、構成しているパスも色の設定がなくなり、黒になってしまいます。

なので、カラー設定したパスをライブペイント素材として使ってしまいますと、あとで色がなくなってしまいます。

ライブペイントで形状を整えることがわかっているようでしたらカラー設定はしないとか、または素材をコピーして形状を作るなどしたほうがいいかもしれませんね。



では、この色のついた領域をライブペイントを解除した後も残しておくにはどうしたらいいのでしょうか。

ヒントは領域を選択できる、という点ですね。



ライブペイント選択ツールで、色のついた領域を選択し、Ctrl+C,Ctrl+Fを押します。

するとライブペイントオブジェクトの他に形状が複製されているのがわかるかと思います。パスとして実体化したわけですね。

ライブペイントから形状を取り出したいときは、この方法を使うとよいでしょう。

次回

次回はライブペイントを使用してパスの外形を簡単に作成する方法を紹介します。
お楽しみに。

Illustrator解説まとめ

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