無料で昔のマンガが読めるサイトを紹介 まんが図書館Z
マンガばかり読んでいたら何が悪い!
学生の頃はマンガ漬けの日々でした。
マンガは昔は「マンガばっかり読んで!」に代表されるように、あまりよくないものというイメージがあった時期もありました。
しかし、名作が世に送り出されることが多くなり、漫画家を目指す人も多くなり、漫画の質が向上していった結果、現在では老若男女のすべての世代で楽しめるようなメディアになりました。
そんな一大産業となったマンガですが、昔の作品で好きな物があっても、もう既に廃刊になっていて、書店での取り扱いがなかったり、ネットの書店で見かけてもプレミアがついて高価になっていることも少なくありません。
もう読めないのかーと思いきや、そういった昔のマンガを無料で公開している「まんが図書館Z」のサイトをご紹介します。
Contents
マンガ図書館Zとは
概要
まんが図書館Zはマンガ権利者の方の許諾と好意によって無料でマンガを読めるサイトです。
仕組み
マンガは通常、出版社と契約していて、作品を自由にできない代わりに、新しく本を刷ってもらったりして、作品の管理などをしてもらっています。
契約期間が終わってしまうと、出版社はもうその作品を刷らなくなります。この状態を絶版と言います。
絶版になると書店には流通してこないので新しく手に入れることが難しくなります。
書店でなく、オンラインショッピングなどで探して手に入れことはできますが、割高になってしまうことが多いですね。
そこで、絶版になってしまった作品の中で、作者様と権利者様の好意によって許諾を得られたものを無料で公開しています。
メリット
この仕組みの中でどんなメリットがあるのでしょうか。
絶版されている作品に広告を載せてまんが図書館Zの掲載することで、発生した広告料を受け取ることが出来ます。
絶版になっている作品は、基本的に利益を生み出さないので、絶版作品を活用することが出来ます。
絶版作品を扱うことで、出版社の利益を損なうことがなく、また、作品を通じて作家を知ってもらうことで、現在取り扱っている作品を知ってもらう機会を作ることが出来ます。
また、絶版だったけれど、新しく復刻版を出すときにまんが図書館Zに掲載の中止を求めることが出来るので、競合することがありません。
このように、三者にとってメリットがあるようになっています。
どんな人が運営しているの?
マンガ図書館Zは株式会社Jコミが運営していますが、代表取締役は漫画家の赤松健さんです。
ラブひな 1
「ラブひな」や「魔法先生ネギま!」を描いていた漫画家の方ですね。
ラブひなはマンガ図書館Zで読むことが出来ますので、興味がある人は読んでみましょう。
利用方法
マンガを見る
サイトにアクセスすると上部に「総合」「男性漫画」「女性漫画」「ティーンズラブ」「ボーイズラブ」「R18(成人向け)」のボタンがあるので、興味のあるジャンルをクリックします。
R18(成人向け)は有料会員のみ閲覧ができます。
非登録者と無料会員は数ページだけお試しで読むことが出来ます。
ページを下にスクロールしていくとマンガの一覧が出てきますので、「無料で読む」ボタンをクリックします。
画面が切り替わり、一旦広告ページが表示されます。
上部に2枚広告が貼られ(ここでは早稲田アカデミーの広告が出ています。)、2段目には赤松氏の作品のキャラがしゃべっているコマが表示されます。
これらはおいておいて、「すぐに読む」をクリックします。
左右に広告が表示され、中央にマンガが表示されます。
マンガの右端または左端までマウスポインタを持っていくと、ページめくりのアイコンが出るのでクリックするとページが進みます。
中ホイールのあるマウスなら、中ホイールを回転させてページの順送り、逆送りが出来ます。
「M」キーを押すか、画面の中央(左ページと右ページの中間くらい)をクリックすると上部にメニューが表示され、画面表示を大きくしたり、ページを飛ばして表示することが出来ます。
・ページ指定して移動
・ページ送り
・全画面表示
・拡大率の設定
・翻訳(各言語の表示)
・ヘルプ(操作方法の表示)
・言語(翻訳時の言語の設定)
仕組みはわからないのですが、翻訳ボタンをクリックしたときに、マンガの上に文字が解説文として表示されます。
これって結構すごい機能で、例えば英語にしておけば、英語の勉強ができる!かもしれませんね。
マンガの中にある広告について
大体10ページごとに広告のページが挟み込まれます。
広告のページが出たら、それまでのページと同じ操作で、次のページを見るようにすると次のページが表示されます。
一話の終わりなどではないので、唐突に広告が表示されるように感じると思います。
マンガのテンポが断ち切られてしまうので、そういったものを大事にしたい方には合わないかもしれません。
有料会員になると広告は表示されなくなります。
会員種別
非会員 | 無料会員 | プレミアム会員 | |
月額 | 0円 | 0円 | 300円(税抜)/月 |
マンガ閲覧 | ○ | ○ | ○ |
成人向け作品閲覧 | × | × | ○ |
本棚機能 | × | 7冊まで | 5,000冊まで |
作品閲覧時の
広告費表示 |
× | × | ○ |
作品アップロード | × | ○ | ○ |
見ての通り、マンガを見るだけなら何も登録しなくても利用できます。
無料会員との違いは、本棚機能と作品アップロードの有無ですね。
本棚機能は、作品のブックマークのようなものです。また読みたいなという作品をマイページの中の本棚に保存しておくことが出来ます。
作品アップロードというのは、自分が作品の作り手であった場合に、作品をアップしロードして、みんなに読んでもらうことが出来ます。
多くの人に読んでもらいたかったり、コメントを書いてもらいたい人はいいかもしれませんね。
有料会員の方は、上記のほかにPDFを毎月一つ無料でダウンロードできます。
マンガ図書館Zはビューアーを使って作品を見ているので、作品のデータを手元に残すことが出来ません。
有料会員はひとつのPDFファイルとして手元に残しておくことが出来ます。
※有料でPDFファイルを購入することもできます。
おススメ作品
これらはマンガ図書館Zに掲載されていますので、サイトにアクセスすることで読むことが出来ます。
主人公が俳優としてサクセスストーリーを歩んでいく物語。割とスポ根な作風です。
登場人物が当時の人気芸能人のもじりだったりして、わかる人はわかるようになっています。
この作品が流行ったころはこの人が有名だったのねと思いながら読んでも楽しいです。
連載が始まったころは幽々白書の人気が過熱していたころで、主人公が似ているのでは?と言って物議をかもした作品。
主人公がプロポーズ後に事故で亡くなり、魂が別の人物に入り込んだ入れ替わりものです。
単行本数は少ないのですが、話がまとまっていて読みやすいです。
まとめ
古い時代の作品が多いので、絵柄が受け付けないという方もいるかもしれません。
ぼくなんかは80年代の作品の単行本ってこういう感じで、絵の上に文字がかぶって読みづらかったよなぁ、なんておもってしまいましたね。
文字も今と比べると太めの明朝体だったりして。でも、それがその時代のスタンダードだったと思うと感慨深いものがあったりなかったりします。
作者さまと権利者さまの好意と許諾によって掲載させてもらっているものなので、過去の作品を全て網羅という訳にはいきません。
でも、もしかしたら気に入った作品があるかもしれません。
広告をクリックすることで作者の方へ収入が入ることもありますのでよかったら利用してみてくださいね。
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