若い人も聞いてほしい、アラサー・アラフォー以上がきゅんとくるおススメ音楽を5つ紹介。
人は必ず歳をとるので、悪いとかありませんよね。
とりあえず生きていく上で、後悔だけはしないようにしたいものです。
今回はそんな郷愁を思い起こさせるような、きゅんとくるおすすめの曲を紹介します。
夏を感じさせるものが多いかな。
Contents
久石譲「Summer」
テレビCMやバラエティ番組で流れることもあるので、聞いたことがある人も多いかもしれません。
映画「菊次郎の夏」(1999年作品)のメインテーマでもあります。
もし映画を見ているなら、その内容を思い出すと胸がきゅっとなる事でしょう。ぼくも映画は見ましたが、ラスト近辺でのうっとくるような展開は、もしその場にいたらやりきれない思いになったと思います。そのシーンと重ね合わせると、いい曲なんだけど切なさも併せ持っているんです。
ピアノがとても優しい感じで、夏の木陰にいるような清涼感があるんですよね。
夏の始めに聴くと夏休みがこれから始まるぞー!って感じのワクワク感があり、夏が終わりそうな9月ごろに聴くと、去りゆく夏の寂しさを感じたりできるって本当にすごい。
大人目線だと、きっと頭の中に入道雲があって、ひまわりもあって、子供の頃の事を自然と思い返すような気持ちになります。
もう戻れない時代の事を思い出したり、その時にあっていた人を思い出したり、でもそれは思い出の中にだけあるもので、手が届かないものでもあります。
過去を振り返るのは良くないという意見もありますが、毎日忙しくしていると、こころに緊張ばかりが残って疲れてしまいます。
そんな時に、この曲を聴いて昔を懐かしみつつ、郷愁を感じつつ過ごす時間を大切にしてほしいです。
Joe Hisaishi – Summer (Kikujiro)(youtube)
武田鉄矢「少年期」
「映画ドラえもん のび太の宇宙小戦争(リトルスターウォーズ)」の主題歌として有名ですね。
武田鉄矢さんの優しい歌声の心地よさを感じながらサビの
ああ僕はどうして大人になるんだろう
ああ僕はいつごろ大人になるんだろう
を聞いているとぐっとくるものがあります。
歌詞は7歳の少年の目線で、いつか大人になる時の事を語っているわけですが、子供の頃に聴いた時は、ぼくもいつかは大人になるんだなぁという漠然とした思いでしたが、歳をとってくると「おいおい、ほんとにいつ大人になれるの?!」と思えてきて、自分自身の事なのにびっくりします。
サビに至る前は抑え気味のトーンですが、サビの部分で大人になることに不安を感じつつも希望を感じさせる調子になっていて、今聞いてもいつかはもっと大人になれるという気持ちになれます。
ここでいう大人とは「今より成長した自分」と捉えることもできます。
悲しい時に家を出たり、遊び疲れて起きたら夕方だったという体験が確かにあったなぁという体験を重ねながら聞くとまた味わい深い歌になるかなぁと思います。
少年期 武田鉄矢 (youtube)
井上陽水 「少年時代」
夏が過ぎ 風あざみ
誰のあこがれにさまよう
青空に残された私の心は夏模様
この冒頭の歌詞ですでに、夏は過ぎて失われていってしまったんだなぁという感じになるんですが、この次のフレーズの
夢が覚め 夜の中 永い冬が
で、急に寂しい印象になってしまうんですよね。
夢が覚め、という言葉で、夏の大きな気持ちよさが、うたかたのものになってしまったような、気持ちがしぼんでいくような感じがします。
そこからの夏まつり。
穏やかなメロディーの中、花火によって自分の心の中が夏一色に染められていくイメージがあります。
全体としては、歌詞の意味ってよく分からないと思うんです。
風あざみにしても、実は井上陽水さんの造語だったりして、他には出てこない単語なんですよね。
でも、短い歌詞ですくない単語の一つ一つをなんだか勝手に耳が捉えて耳に残ります。
想い出のあとさき
夢
こういったものが、やっぱり自分の記憶とリンクして、過去を思いださせるんですよね。
過ぎた夏は帰ってこない。
だからいとおしく感じられ、かけがえのないものに感じるんでしょうね。
山下達郎 「僕らの夏の夢」
あの丘の向こうに
僕らの夏がある
変わらないもの
美しいもの
すべてそこにある出典: www.youtube.com
夏をテーマにしたラブソングで現在進行形の話のようにも聞こえますが、過去から未来へ思いをつなげていく流れの中で、聞いてる方もなんだか過去の事を思い出したり、してしまいそうになります。
空の碧さと白い雲を思い、そこに夏を感じる時ってなんとなく子供時代の事だと思うんです。
大人になってからゆっくり雲を見上げる時間なんてあまりなく、だからこそ空と雲を歌った歌はなんだか胸に響いてくるじゃないかなってね。
また、この歌ってなんとなく登場する人が若そうなイメージじゃないですか。
だから、そんな若いころには戻れないんだなぁという気持ちが切なさを増大させているような気がするんですよね。
山下達郎【 僕らの夏の夢 】Bokura no Natsu no YUme(youtube)
John Denver 「Take Me Home, Country Roads」
カントリーロードと言えば、「耳をすませば」の主題歌として有名ですね。
日本語訳された曲も素敵ですが、おススメするのは、英語版ですね。
雄大な自然に思いをはせる歌は、のどかな感じを出しています。
故郷への家路で町の事を思い返すとき自分の原体験ともいえる、風景をまざまざと思い返すのは、故郷を離れたことがある人ならだれでもあるはず。
故郷にいないからこそ故郷のいいところがよく見える、みたいなね。
余談ですが、想いを馳せているウェストバージニア州には、歌詞に出てくるブルーリッジ山脈は通っておらず、シェナンドー河もその流域のほんのちょびっとがウェストバージニア州をかすっているだけであんまり関係ないそうで。
ウェストバージニア州というよりは、バージニア州にブルーリッジ山脈とシェナンドー河があり、作曲者のジョン・デンバーはあんまり確かめずに作詞をしたという。
歌界隈はそんな人ばっかりなんですかね。
カントリーロード【訳詞付き】- John Denver
Ben E.King 「スタンド・バイ・ミー」
これは曲というよりも、すんません映画の影響が強いかもしれません。
子供の頃に冒険したそんな記憶が思い出されます。
映画の中ほどの冒険じゃなくても、自分の中でワクワクドキドキして過ごした夏の体験ってあるじゃないですか。
なんだかわからないけれど、その記憶と結びつけてしまいそうになるんですよね。
おわりに
うん、そう。6曲ありましたね。
スタンド・バイ・ミーはあとから急きょ付け足されたのでした。
おススメの曲って普遍的な曲の良さとともに、自分の経験がどこかしら結びついているもんなんですよね、きっと。
ぼくはおすすめだけれど、肌に合わないって人もたくさんいると思うんです。
でも、もし何回か聞いてくれてなんか好きになってきてくれたらうれしいなって思います。
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Hello. And Bye.
thanks