10万円給付の「定額給付金」が始まりますが気を付けたいことを8点解説します
って、今回は役所の人たちは国から無茶ぶりされたので、対応が遅くなっても責めてはいけないのです・・・。
という訳で、10万円が一律で給付される「定額給付金」がいよいよ始まりますが、気をつけたいことを書いていきたいと思います。
Contents
気をつけたいこと
気をつけたいことは以下の項目です。
- 定額給付金は申請期限がある
- オンライン申請はマイナンバーカードが必須である
- マイナンバーをオンラインで使用するにはICカードリーダライタが必要である
- 今からマイナンバーカードを申請すると1か月以上かかる
- 申請用紙は送られてくる
- 給付金は銀行振り込みである
- 給付金は世帯主の口座にまとめて振り込まれる
- DVなどで登録住所と違う場所に住んでいる人は個別に受け取れる
1つずつ見ていきましょう。
定額給付金は申請期限がある
給付金をいつ受け取るかは、給付される人の都合によるので、申請時期をピークからずらそうと考える人がいるかもしれません。
しかし、定額給付金には申請期限があり、これを過ぎると受け取れません。
なっ・・・。どうして期限があるんだよ!
なぜ期限があるかは置いておいて、期限は各市町村が申し込みを受け付けられるようになった日から3か月の間になります。
この言い方だと、つまりは市町村によって期限が異なるという事ですか?
はい。大きな自治体になると、まずは申請用紙を作成して郵送しなくてはいけません。住んでいる住人の数が多くなると郵送物の数が多くなります。
とすると、人口が多いところほど、準備が完了するのが遅くなります。
そして、不公平があるといけないので、準備が完了してから資料の発送に移ります。
例えば、準備ができたところから順番に発送するような仕組みにしてしまうと、
隣の家に申請用紙が来て、なんで俺の所にはまだ来ないんだ!
とクレームをつける人が必ず出てくるからです。特に、マスクとは違って、今回は現金です。そうなると、緊急性のある人は文句を言いたくなってきます。
なので、準備ができてから発送し、受付を始めることになります。
・自分の住んでいるところの申請受付はいつなのか?
・そこから計算して申請期限はいつなのか?
を確認しておいた方がよいでしょう。
おそらく、申請用紙が送付されてきた時に、申請期限がかかれた紙が入っていると思いますが、入ってない可能性もあります。
きちんとチェックしておきましょう。
オンライン申請はマイナンバーカードが必須である
申請には、郵送での申請とオンラインでの申請があります。
私はオンラインで申請するから焦って手続きしないわよ
という方でも、持ち物を確認してください。
マイナンバーカードはありますか?
オンライン申請にはマイナンバーカードが必要になります。
しかも、マイナンバーカード通知ではだめで、きちんとしたマイナンバーカード、つまりはICカードになっているものが必要になります。
マイナンバーカード通知しか持っていない人はオンライン申請ができないので注意しましょう。
マイナンバーをオンラインで使用するにはICカードリーダライタが必要である
マイナンバーカードならちゃんと手元にあるわよ。これでオンライン申請できるんでしょ
ちょっと待ってください。それだけでは申請しようとした時につまづいてしまいます。
えっ
マイナンバーカードを使用する時に、何かを入力するのではなく、マイナンバーカードをICカードリーダライタというもので読み込んで、その情報を送信することになります。
マイナンバーカードだけではだめで、ICカードを読み込める機器が必要という事になります。
SONY 非接触 ICカードリーダ/ライタ
こういったものが必要になります。
あるいはスマートフォンで、アプリをインストールして、それでICカードリーダライタの代わりにすることもできます。
これは、Android OSのスマホでは可能ですがiphoneでは対応していないので、ICカードリーダライタの代わりにすることはできません。
また、Androidでも、NFC機能がない場合はICカードリーダライタの代わりを務めることが出来ませんので、ICカードリーダライタが必要になってきます。
今からマイナンバーカードを申請すると1か月以上かかる
私はまだマイナンバーカードを申請していないからこの機会に申請しちゃおうかな
マイナンバーカードを申請するのはいいことですね。
この機会に申請しておこうとする人が増えるかと思います。
現に今、役所がマイナンバーカードの申請でごった返しているそうですし。
でも、ちょっと待ってください。
今から申請するとマイナンバーカードが手元に届くのは1ヶ月以上かかるかもしれませんよ?
というのも、通常の混雑していない状態でもマイナンバーカードの申請から発行までに3~4週間程度の期間が必要でした。
それが、現在は多くの人が一度に申請している状態です。
いつもよりは時間がかかってしまうことが予想されます。
なんといっても書類を処理しているのは役所の人で、人間ですからね。
1日の処理件数には限りがあります。
発行が遅くなると、オンライン申請する時期も遅くなるかもしれません。
もし、今現在手元にマイナンバーカードがない人は郵送での申請をしたほうが早くなるかもしれません。
あるいは、住民の数が多い自治体では、申請受付日が遅くなることが予想されますので、そういった自治体に住んでいる方は、マイナンバーカードを申請するとカードができる日と受付開始の時期が重なってくるかもしれませんね。
定額給付金の申請用紙は送られてくる
早く!役所に行って!申請用紙をもらわなくちゃ!
落ち着いてください。
申請用紙は現在の登録されている住所に送られてきます。
役所に行っても申込用紙はありません。
申請用紙が送られてくるまで待ちましょう。
給付金は銀行振り込みである
給付金は銀行振り込みで給付されます。
また、申請も郵送かオンラインなので、誰かに会ったりする必要がありません。
このような新しい制度が始まる時に必ず詐欺が発生します。
そこで、給付には誰とも会う必要がないという事を知っておけば、「現金給付に関して書類の受け取りに来ました~」なんて言ってくる人はすべて詐欺だということが分かります。
もちろん、給付のために何かの手数料を支払う必要もありません。
非課税なので、給付にかかる税が安くなるなどのうたい文句も詐欺だとわかります。
詐欺には気をつけましょう。
給付金は世帯主の口座にまとめて振り込まれる
給付金は、家族で住んでいる場合は、世帯主が一括で申請して、世帯主の口座に一括で支払われます。
これが、社会人の息子がいたとしても、世帯主が親だとしたら親の口座にすべて支払われます。
社会人なのに!
なので、同居している方がいる人は、申請用紙が来ない!と思ったとしても世帯主あてに申請用紙が来ているかと思いますので確認してみましょう。
DVなどで登録住所と違う場所に住んでいる人は個別に受け取れる
あの・・・世帯主にじゃなくて、私個人に払ってもらいたいんです・・・
別居中だったり、DVのために登録してある住所とは別の住所に住んでいる人は、現在住んでいる場所の市区町村に必要書類を添えて提出することで、個別に受け取ることが出来ます。
配偶者の暴力から避難し、住民票と異なる住所で暮らしている人の場合は、避難を確認できる書類(市区町村や婦人相談所が発行する「配偶者からの暴力の被害者の保護に関する証明書」)と「申出書」を、いま住んでいる市区町村に提出することで給付金を受け取れる。
ただし、DVを受けている人が、加害者と同居している時に、加害者が世帯主だった時に、給付金を受け取れない(加害者が着服してしまう)恐れがあります。
この場合は、各市区町村に窓口があると思いますので、そちらでご相談ください。
おわりに
今回の「定額給付金」の制度は急ぎで作ったものなので、色々スムーズにいかない部分があったり、納得ができない部分があるかもしれませんが、制度を理解してスムーズに給付が受けられるようにしたいですね。
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