啄木鳥探偵處(きつつきたんていどころ)の第2話「魔窟の女」のネタを解説

2020年6月1日






今回は啄木鳥探偵處2話、アニメ表示では第2首のネタを解説していきます。

前回の犯人は、とりあえず不明ってことでいいんですかね。

個人的な感想になりますので間違いが多くあると思いますがご容赦ください。

第2首 魔窟の女

冒頭の分厚い本 NEW TESTAMENT IN AINU
と書かれていて、アイヌ語の新約聖書ということが分かります。キリストもYESU KIRISTOというつづり。
これがアイヌ語なんでしょうか・・・。アイヌ語は金田一が研究している分野のひとつ。(追記)
最初これは啄木が忘れていった本かと思ったのですが、これはお滝が自ら持っていたもののようですね。
3話で「北海道にアイヌ語の研究をしに来た金田一に惚れた」ということが分かりますので、金田一を慕って、アイヌ語の本を持っていたのでしょう。
 福小町
福小町。秋田県にある木村酒造が作っている。
作中での瓶の形は珍しいもの。
啄木が近づいていることを感じたら読んでいる本を新聞紙と取り換えた金田一 読んでいた本は啄木の詩集。

キラキラとした顔で読んでいるので、好きな作品であることが分かる。

啄木の作品のことが好きだと、啄木自身に知られるとまた何かからかってきそうなので、新聞を読んでごまかしている。

でも、新聞が逆さまだったりする。

わが抱く思想はすべて金なきに
因するごとし秋の風吹く
私が抱く、考えや、物事に対する意見(作品のことや当時の政治、自分を取り巻く環境のことなど)は、すべて金がないことが原因であるようだ。
外では秋の風が吹いている。秋の風というのが寂しさを表しているようにも感じられますね。
大きな大志や野望に基づく思想ならいいのに、自分の思想はお金に端を発しているのだというちょっと自虐的な意味合いを感じてしまいます。
歌は金になりませんね つい読んでしまうくらいの才能があるんだけれど、この才能は金にはならない。
金田一が読んでいる東京朝日新聞 現在の朝日新聞の東日本地区で発行したいたもの。昭和初期まではこの東京の「京」の字が「亰」(「口」の部分が「日」になる異体字)になっていた。
「しかしとんでもねえな荒川銅山は」
「こんなことでもなけりゃ賄賂をしこたまもらってるお偉いさんが握りつぶしてただろうぜ」
荒川銅山は、第1首(1話)で登場した荒川財閥のこと。
魚の骨を取る金田一 啄木がおそらくは魚の骨を取るのが苦手で代わりに取ってあげている。
過保護。
煙草と硬貨 煙草は前回も出てきたCAMELIAのたばこ。上に乗っているのは2銭銅貨。
明治から昭和初期にかけて流通。
画像はWikipediaより引用
二銭銅貨という江戸川乱歩作品がある。
小銭を本に挟む啄木 煙草と一緒にもらったおつりを本に挟んでいます。
提灯に的と矢の絵柄 これはテキヤ、ではなく、「的に当たり矢」という紋。

いいことが当たり続けますようにという意味合いから、商売繁盛の意味として使われている。

「あら、はじめさんじゃないの」 石川啄木の本名は石川一(はじめ)。
啄木の本名を知っている人。
というよりも、啄木名義の方があまり知られていなかったのかも。
みんなが石川呼びをしているので、あんまり本名は意識されない。
壁に湯呑をつけて聞き耳を立てる啄木 壁に湯呑をつけるのは、そこから音の振動を感じ取って骨伝導で音を感じるため。

とも、口の広い方を壁につけて収音期のように音を拾うとも言われていますが、真偽は不明。

でも、ずっと廃れていないので一定の効果はある模様。

浅草署 現存する警察署の中でも古い歴史を持つ警察署。

1875年(明治8年)に設立。

2020年12月2日には145周年を迎える。

蟹文字で書かれていたので 蟹文字は、横に書いていく文字という事。

蟹は横歩き → 横書き。

特に外国語を指す言葉して使われていたが、啄木はローマ字日記をつけていたので、おそらくローマ字日記を外国語と勘違いしての発言か。

帝大出の先生 金田一は東京帝国大学の文学科に進学して卒業しているが、お滝さんと金田一は初対面のはずなので、部屋に一緒にいる間に金田一が話したか、もしくはたびたび遊びに来ている啄木が「僕の友人にこんなやつがいてね」みたいな感じであらかじめ話していたのかも。

というか、このセリフを言っているお滝さんは啄木の脳内会話でした。なので、金田一の学歴とかに詳しいお滝さんになっているのかな。

(追記)
3話でお滝さんが金田一を追いかけて北海道から上京してきたことが分かりました。
アイヌ語の研究で北海道に来たことを知っていたので、金田一の経歴をその時に知ったのかもしれません。

接吻(せっぷん) キス。
チュー。キスをするという行為自体は性交の時に昔からされていたが、キスという言葉として入ってきたのは明治になってから。
さらに接吻という和訳ができたのが明治20年頃。できてから20年くらいのことば。現代で言うところのポケモンみたいな感じ。
金田一の回想の階段の手すり 手すりの始まりの接合部がすごく不安定な感じなのが個人的に気になりました。

あと、全体的に細め。体重支えきれなさそう。

 

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