この不明な発行元からのアプリが PC に変更を加えることを許可しますか? ということはどういう意味かということを解説
プログラムをインストールしようとしたり、起動しようとしたとき、「ユーザーアカウント制御」のウィンドウが出るんだけれど、あれってどんな意味なのかなぁ…。
と思ったことはありませんか?
今回は「この不明な発行元からのアプリが PC に変更を加えることを許可しますか?」について解説してみたいと思います。
Contents
この不明な発行元からのアプリが PC に変更を加えることを許可しますか?は注意喚起
インストールやアプリを起動する時に出てくる「この不明な発行元からのアプリが PC に変更を加えることを許可しますか?」は注意の意味合いが大きいです。
普通に便利なプログラムだけでなくて、悪意を持ったプログラムも世の中にあり、パソコンの中に侵入しようとしてきています。
そこで、「この不明な発行元からのアプリが PC に変更を加えることを許可しますか?」を表示して、インストールしたり起動しても問題ないかということを確認しています。
警告表示は二つある
警告メッセージは青表示のものと黄色表示のもので二つあります。
警告文の書き出しがちょっと違いますね。
青いほうは「このアプリが」という感じに簡単に済ませていますが、黄色いほうは「この不明な発行元からのアプリ」となっています。
青いほうはどこが発行したかわかるプログラムについての警告。
黄色のほうは発行元が不明のプログラムです。
発行元がわかるかどうかなんて、そんなに違うことなの?
発行元がわかるということは、何か起きた時にその発行元は責任を取らされるということですね。
個人じゃなくて企業として開発したものに不具合があれば、訴訟問題などいろいろと追及されてしまいます。
でも、あえて名前を出すことで「きちんと責任を取りますよ」という意気込みを感じられます。
とするとそんな下手なものはリリースしない、つまり、信頼のおけるプログラムである可能性が高い、ということになります。
ただし、発行元が書いてあったとしても、100%安全かというとそうでもないので、大丈夫な可能性が高いという認識でいましょう。
黄色の警告が出る場合は、発行元が不明ということです。
発行元が不明なんて危ないんじゃないでしょうか…?
フリーソフトなどをインストールする場合に発行元が不明のものが多いです。
でも、そういったフリーソフトももし危ないんだとしたら、誰も紹介しないでしょうし、日々更新を重ねているセキュリティソフトによってインストールがブロックされることでしょう。
なので、一般的に世に広まっているようなフリーソフトはほとんどが大丈夫です。
ただし、完全に安全というわけではなく、マルウエアが仕込まれている可能性もあります。
どこまでいっても自己責任でインストールするということになります。
急に警告が出てきたら注意
警告文が出る場合というのは、ほとんどが何らかのアプリやプログラムをインストールする場合です。
いってみれば、自分が自らインストールしようとしたときに警告文が出る場合がほとんどということですね。
ところが、WEBページを閲覧しているときに急に警告文が出てきた場合は、何かのプログラムをそのWEBページがインストールさせようとしている可能性が高いです。
それは、ぼくたちユーザーが望んでインストールしようとしているものではないので、害をもたらすようなプログラムの可能性が高くなります。
なので、ネットサーフィン中に警告文が出てきた場合は、インストールを許可せずに断ったほうが良いでしょう。
互換性により警告文が出る場合もある
フリーソフトなどの場合に、開発時期がかなり前で、例えば、WindowsXPまでを対象としたソフトがあったとします。
現在ではXPはかなり昔のOSとなりますので、互換性の問題があったります。
動作が不安定になったりするので、起動のたびに警告文が出るんですね。
起動ファイルのプロパティに互換性のチェックがあり、もし古いOSの互換性のままだと警告文が出ることがあります。
上の画像はGOMPlayerの実行ファイルですが、WindowsXPの互換モードにすると、
警告文が出るようになりました。
何度も使っているソフトで絶対に安全という場合は、互換性を見直してみると警告文が出なくなるかもしれませんね。
おわりに
インストールやEXEファイルなどの実行ファイルを実行するときに、「この不明な発行元からのアプリが PC に変更を加えることを許可しますか?」という警告文が出るようです。
この警告文は注意喚起を目的としているので、この警告文が出たから安全、もしくは危険という危険度の目安にはなりません。
なので、どこから持ってきたアプリなのか、ということを考えて自分で判断して「はい」か「いいえ」を決めなくてはいけません。
悪い症状にぶち当たることはまれだと思いますが、警告が出た時には警戒するようにしてみましょう。
今回は以上です。
お疲れさまでした!
ディスカッション
コメント一覧
まだ、コメントがありません