【Illustratorこれどうやるの?020】開いたパスで起こることについて考える【AI】
前回のあらすじ
閉じたパスってクローズパスじゃん?という表現の仕方に色々頭を悩ませるのであった。
前回はこちら
【Illustratorこれどうやるの?019】閉じたパスについて考える【AI】
開いたパスの挙動
塗りに関して
塗りは端点から端点へと最短距離をつなぐように設定されます。
上の図の通りですね。
端点からパスをつなげて延長しても、端点を移動させても変わりません。
狙った領域を塗りにするためには閉じたパスにしたほうが制御しやすいです。
オフセットについて
オフセットとは?→あとで書きます
オフセットした時も動作が異なります。
外側にオフセットした時、閉じたパスは外側に新しいラインが作成されますが、開いたパスは、外側と内側に線ができてしまいます。
この例では端点が近すぎるのでわかりにくくなっていますが、
端点を離してやるとパスの周りをぐるっと回っているのがわかるかと思います。
近づきすぎたオフセットラインはくっついてしまうので、オフセットの値を大きくすると最終的には内側のラインと外側のラインになります。
外側だけでよかったのに、内側までラインが生成されてしまうと混乱してしまいますね。
パスファインダーについて
パスファインダーについて→あとで書きます
パスファインダーで結合や型抜きを行ったときに、端点を結ぶ線が補完されてしまうので、予想していない形状になることがあります。
でも、パスが開いたパスだとこのように乱れてしまうこともあります。
これは、このように3つにパスが分かれていたわけですが、パッと見で分割されていることがわからない場合はそのまま作業を進めてしまって、パスが乱れてしまうことがあります。
これはショートカットなどを駆使して、データを見なくても作業が進む人ほど陥る可能性が高くなるのではないかと思います。
開いたパスは思いがけない結果になることがあるので、なるべくなら閉じたパスで作業すると不測の事態になりにくいです。
挙動を把握していれば、開いたパスでも問題ありません。
閉じたパスにしておいたほうが作業効率が良い場合が多いということを覚えておくとよいでしょう。
次回
次回は開いたパスを閉じたパスにする方法を書いてみたいと思います。
お楽しみに!
Illustrator解説まとめ
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