マンガ【びわっこ自転車旅行記】4姉妹が自転車旅行!実践にも使えるうんちくも!
1巻表紙より引用@大塚志郎
自転車魂(サイクリング・スピリット)!!!!
今回は大塚志郎先生の「びわっこ自転車旅行記」をご紹介いたします。
あらすじ
東京で暮らす五百住(よすみ)家では大変なことが起こっていた。
長女のタカミ・次女のシホ・三女のコン、姉妹のすべての体重が増加してしまっていたのだ。
そこで、3人は体重の減量と趣味のサイクリングを兼ねて、東京から地元の滋賀県まで自転車で帰省することに決定。
3人の自転車旅行が始まる!
(四女は高校生なので自宅にいます。)
こんな人におススメ
びわっこ自転車旅行記はこんな人におススメです。
- 自転車が好きな人
- 自転車旅行をしてみたいと考えている人
- 女の子が出てくるマンガが好きな人
- サブカルが好きな人
自転車旅行の実際が分かる
自転車旅行を実際にしたことがない人は、注意点などが分かりません。
何に気をつければいいのかとか、装備はどうしたらいいのかとか、疲れてきた時には何を食べたらよいのかなどなど。
これらをマンガの中で姉妹が教えてくれます。
姉妹は経験者なので、教えるという形はとってませんが、初めて読む方にもわかりやすい表現になっています。
また、時間がどれくらいかかるのかということも初心者の方はわかりにくいかと思いますが、東京から滋賀まで3姉妹は4日かけて移動しているので、これくらいかかるのかなぁという目安にはなりますね。
滋賀の実家に移動した後は、それぞれの行きたい地域に行くので、琵琶湖周辺だけを走っているわけではありません。
それぞれのルートでの注意したいところも書かれているので、もし同じルートを走破したいと考えている人には参考になります。
ただ、割と毎回ボロボロになっているので、自転車の過酷さを知る事にもなります。
でも、何日もかけて長距離を移動するというのは楽しそうではありますね。
作者の大塚志郎先生が、学生時代に実際に滋賀県から北海道の宗谷岬まで自転車で走ったことがあり、その時の体験をもとに描かれていることが分かりますね。
どれだけ時間とお金がかかったのでしょうか・・・。
サブカル系のネタが多い
長女はアニメ演出家、次女は漫画家アシスタント、三女はミュージシャンなので、アニメや漫画ネタが随所に盛り込まれています。
ドラゴンボールだったり、エヴァンゲリオンだったり、ファイナルファンタジー6だったり、幽☆遊☆白書だったりのネタが出てきます。
知っていないと楽しめないわけではありませんが、知っていると「あ、あのネタだ」と思ってクスリとできます。
生き生きとした女の子たち
登場キャラクターとしてはほぼ姉妹だけなのですが、掛け合いが勢いがあって面白いです。
長女はご飯が好きで、疲れていてもうまいものを食べると元気になるとか、本来なら疲れている人を優先すべきところで意地を張っていたりとか。
疲れている時も三女のマッサージで疲労が取れて元気いっぱいになったりとか、マンガ的な表現がそれぞれのキャラを立てています。
構図的にエッチさが出てきそうなアングルの絵もあるのですが、とにかく自転車に乗ることを主眼としているので、エロで釣るといったようなマンガではないですね。
おススメは滋賀→北海道編
滋賀→北海道編はシホがまだ自転車旅行で初心者だったころの話です。そのため、初心者目線での話になっています。
最初はやる気になっていたけれど、疲れて周りを見回したら、なんだか心細くなって家に帰りたくなるとか、あるあるだよなぁと思ってしまったりしました。
また、道路で滑らないように気をつけたほうがいいものとかも具体的に紹介されています。
白線、縁石、マンホール、鉄の蓋・・・。鉄の蓋は専門用語ではグレーチングと言います。雨の時の排水溝に流れやすくするようになっているあれです。
他には自転車を始めるための初期費用とかもさらっと書いてあったりするので、参考になります。
このマンガシリーズは時系列が一定ではないので、好きな巻から読んでもそれぞれ独立したお話として楽しめるようになっています。
なので、どんなマンガかわからなくてどうしようかと思ったら、この滋賀→北海道編から読んでみることをお勧めします。
以上、びわっこ自転車旅行記の紹介でした。
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