おすすめの無料で読める単独登山女子の漫画【山と食欲と私】の感想ネタバレと山メシの話

2019年11月12日





外でご飯を食べるのはなんだか気持ちがいいものですよね。
ハイキングでもいいし、ピクニックでもいいし、なんなら河川敷でも楽しめます。

それが自分で山を登り、登頂した後の峰々を望みながらのご飯だったらどんなにおいしいだろうと思わずにはいられません。
今回はそんな山メシの魅力を伝える信濃川日出雄先生の【山と食欲と私】をご紹介いたします。

こんな人におススメ

このマンガを読んでもらいたいのはズバリこんな属性の方。

  • 登山をしてみたい人
  • 山でご飯を食べてみたい人
  • 女の子があれやこれや葛藤したりニンマリした姿を見たい人
  • 鮎美ちゃんのコミュ不足を許せる方

このマンガは登山好きのOL、日々野鮎美(ひびのあゆみ)ちゃんが山でご飯を食べるマンガなのですが、鮎美ちゃんの内面が多く描かれています。
なので、山や料理についてのきちっとした説明が必ずしもあるわけではないので、その二つを重視する人は向いていないかもしれません。

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山マンガなのに山の事が書いてねーじゃねーか!

とか

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料理マンガなのに解説が少ないですわよ!

とか、そういうことに目くじらを立てないことが肝要です。

反対に、山登りをしたことがなく、山ご飯などの経験がない人は、どんな雰囲気かということが分かるでしょう。

美味しそう!山登り大変そうだけど山頂でメシ食ってみたい!と思う方は是非読んでみてください。
読み終わった後は、

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よっしゃ週末は山メシだ!

と思ってしまうほどですよ。

また、鮎美ちゃんはややコミュニケーション能力が低い、と自分でも自覚しています。そのため、周囲の人の視線や気持ちに圧迫されてしまう事もあります。そんなOLの気持ちを汲んであげて、「コミュニケーションがとれないなら山に来るな!」とか、そう思わないであげて欲しいです。

それとほおばっている時は顔がちょっと崩れます!食べているから仕方ないのですが、表紙の端正な顔のままではない!ままではないのですぞ!逆に言えば、それだけ表情が豊かという事でもあります。

本作品の見どころ

本作の見どころは主に以下の4つです。

  • 数々の料理
  • 険しくも美しい山々
  • 鮎美ちゃんのひと言自己紹介
  • 表紙

料理がおいしそう!

食べ物マンガで、黙々と食べているようなマンガもありますが、本作では鮎美ちゃんがわっしゃわっしゃとほおばって食べています。
食べる前までは「こっち見ないで」と心の中で思うほど、恥ずかしがっている感じが出ているのですが、一旦食べ始めたら、「ほわぁ・・」「むほぉお・・」と感嘆のため息が出るほどにそれぞれのご飯を堪能します!

食べるものもその時によってさまざまで

・時短メシ
・豪勢メシ
・貧乏メシ
・炊き立てメシ
・携行メシ
・飲み物(主にアルコールとコーヒー)
・普通に飲食店

等があります。

特に時短メシなんかは、自分でやってもできそうな感じがいいですね。
「水戻しパスタ」は普通の家での食事でも利用している人も多いはず。これを山にもっていって、ガスコンロで沸かしたお湯にだばーっと入れてシチューのルーを入れて、「熱々ホワイトシチューパスタ」が完成しちゃうわけですよ。
山を見ながら「最高じゃ~」とつぶやいてしまう姿は幸せそのもの!

人がおいしく食べている姿を見るとこちらも幸せになるけれど、困ったことに自分はそれを食べられない(笑)

だから、自分もそれを食べてみたい!と強く思います。
でも、鮎美ちゃんの装備を見ていると、山に行く前にまずは体力作りが必要かもなぁと思わされたりもしますね。

絶景なる山々

すんません、ちょっとウソつきました。
絶景のシーンはあるものの、全ての山で絶景シーンがあるわけではなく、山の中での行動を描写して終わることもあります。
山頂に上がっても鮎美ちゃんはご飯に夢中で景色が映るのは小さい景色だったりとか。

でも、山の魅力は景色だけじゃない!
身を刺すような川の冷たさだったり、油断すると滑落しそうな急峻な地形だったり、寒すぎて眠れないような凍える冷気だったり・・・。
辛い事ばっかり書いてしまいました。

平地では見られないようなシロコマクサを見つけて、インスタ映えしたり。
山にある厳しいところも、温かい優しいところも発見できるマンガだと思います。

特に、山に行ったことがない人はこんな体験ができるのねと参考になるのではないでしょうか。

作品に出てくる山々。
特に明記されてない場合もあります。というかほとんど名前が出てこないかな。
話のタイトルに山や歩くコースが付いている時はどこを歩いているかわかりますが、そうでないときは周りの状況から読み取るのみ。

登山上級者なら、マンガのわずかな描写でどこの山か見抜けるかもしれませんね。

高尾山
景信山
陣馬山
蝶ヶ岳
仙元山
高川山
鎌倉アルプス
八ヶ岳
高水三山
上高地
涸沢
穂高岳
筑波山
谷川岳
焼山
黍殻山
姫次
蛭ヶ岳
丹沢山
塔ノ岳
鍋割山
箱根旧街道
金時山
浅間嶺
雲取山
奥多摩
黒部ダム
立山
別山
金剛山
吉野山
日光白根山
燕岳
大岳山
藻岩山

出典: ja.wikipedia.org

鮎美ちゃんのひと言自己紹介

山とご飯以外でちょっと注目してほしいのが、冒頭の自己紹介の時の一口メモのような一文です。

1話目は鮎美ちゃんの名前の所は「会社員」で終わっているのに、二話め以降は会社員の他に追加されていっています。

  • 未婚
  • 東京都在住
  • 簿記2級
  • 最近気になる地下アイドル「ベッド・イン」
  • 世界の果てまでイッテQ!は毎週録画して観てます

などです。

最初は少しの紹介だったのに、段々と普段何やっているかを紹介するようになり、本編に入る前のちょっとした楽しみになっています。
イッテQ!が出てくるように、現実世界とリンクしているので、架空の世界の人間じゃなくて、本当にリアルな存在のように感じることがあります。

こんな単独登山女子がいたら仲良くなりたいですねぇ~。

表紙

表紙は構図が毎回同じで、それをアレンジして使っています。

そんなに主張していないんだけど「山と食欲と私」のタイトルで挟まれて、ちょっと圧を感じながら視線は中央の鮎美ちゃんの顔を捉えます。また、そんなに意識しなくても、鮎美ちゃんが足を広げていることは感じるのです。(ここ重要)

そして、すまん、ほとんどの男性は、視線をそのまま下げて、鮎美ちゃんの股間に目を走らせることになると思いますが、おろした来た視線の先には、全てコンロで調理中の鍋だったり、フライパンだったり、食材の山だったりするのです。

なんかエロい目で見てしまう男性諸君の思惑をかわして、しっかりと話のメインである料理に目を向けさせるこの構図は、作者のしてやったり感が出ているし、読者(主によこしまな男性読者)に敗北感を味あわせる必殺の構図になっているのです!

必殺って。

行き場をなくした視線は周りの料理の数々にとまることになり、ふと自分のおなかがすいているのを自覚できますよ。

1巻の表紙が一番色気がありますので、これでいかがわしいことを考えてしまった人は肩透かしを食らう事になるのです。
いけませんよ、そんな目で見ては。

表紙を見ていると楽しげな雰囲気が出ていますよね。
存分に見ていって下さい。

無料で読めるサイト

「山と食欲と私」はいろんなオンラインマンガサイトに掲載されています。

現在は全てを一つのサイトで読むことはできませんが、掲載されているサイトを順番に使っていけば完全制覇できるかも。
掲載されているサイトは以下の通り。
※2019年11月3日時点の掲載状況です。今後変わる場合があります。

  • くらげバンチ
  • pixivコミック
  • コミックシーモア

くらげバンチ

山と食欲と私はこのくらげバンチで連載されている作品です。
毎週金曜更新、作品はほぼ毎週更新ですが、たまに隔週更新になることもあります。無料だから仕方ないですね。

最新話も無料で読むことが出来ますが、バックナンバーはところどころ虫食い状態で公開が終了しているところがあります。
それでも40話以上は読むことが出来ますので、ぜひ読んで「山と食欲と私」の世界に浸かってみてください。

くらげバンチ公式サイト

pixivコミック

こちらは3話まで無料のあと、次の話は76話まで飛びます。
なので、つながりがちょっとわかりづらいかもしれません。

基本的に1話読みきりですが、長いストーリーの間に、準レギュラーのようなキャラクターも出てきているのでそのキャラが出てくる場合もあります。
くらげバンチで読めなかった話を補完するような使い方をするといいかもしれません。

pixivコミック 山と食欲と私

コミックシーモア

コミックシーモアは電子書籍販売サイトです。
山と食欲と私は無料対象ではありませんでしたが、各巻の1話が無料になっているので、10話分は読めます。
こちらも補完する形で利用するのが良いでしょう。

コミックシーモア 山と食欲と私

コラボレーション


NBS長野放送とコラボしたときの動画。
日々野鮎美ちゃんが伝える「信州の夏山天気予報」を2018年7,8月の毎週土日にTV放送していました。

他にも様々な企業とのコラボレーションを行っていて、今後もいろんなメディアとコラボすることが予想されます。
メジャーになってくると嬉しいですね。

関連グッズ

くらげバンチの公式サイトのネット販売のページでTシャツやカップなどのコラボ商品が販売されています。
ファングッズの面が強いのですが、鮎美ちゃんがプリントされたTシャツはちょっと欲しいかもしれません。

バンチオンラインストア

まとめ

自分もやりたくなるようなマンガっていいマンガだと思うんです。
スラムダンクを読んだらバスケットがしたくなるし、奈緒子を読んだらマラソンをしたくなるし、るろうに剣心を読んだら牙突を打ってみたくなるものです。

この山と食欲と私も、読んだら山に行きたくなるし、山メシを食べることを妄想するはずです。
そんな行動のきっかけを与えてくれるマンガをぜひ読んでみてください。