Illustratorで中抜きを作る方法を5つ紹介。文字の中を塗りたい時のやり方

2020年4月4日




e=”font-size: 28px; background-color: #ffebeb;”>中抜きしたかったら何が悪い!

ってことで、今回はIllustratorで中抜き文字を作る方法を紹介します。

中抜き文字とは

中抜き文字とは、文字の内側の色が抜けている文字の事を言います。
「抜けている」とは「色がない」の意味だったり、「色が違う」の意味だったりもします。

ただ、よく使われるのは、「内側が透明」の意味だったり、「内側が白」の意味だったりします。
口頭だけで説明を受けた場合は勘違いが起きる可能性もありますので、どんな中抜きなのかを確認しましょう。

これを例にしてみると、中央は元の文字です。

右側は内側の色が変わっています。これが中抜きになります。
逆に文字の外側の色を変えるのは縁取り(ふちどり)と言われます。

中抜きと縁取りで印象が変わりますので、仕事などで指示する場合は注意しておきましょう。

中抜き文字の作り方


今回は5つの方法を見ていきたいと思います。

  • 塗りと線を使う
  • アピアランスを使う
  • アウトライン化する
  • パスファインダでパスを作成する
  • パスを重ねる

の5つですね。

塗りと線を使う

塗りと線を使う方法です。

普通に文字を入力した後に、線の色を設定することで中抜きっぽく見えます。

中抜きっぽくと言ったのは、線の色が適用されるのが、文字のラインを中心とした位置になるからです。
文字だとわかりにくいですね。




この方法だと文字の外形のラインを中心とした位置から線幅ぶんのラインが付くことになりますので、元の文字とは形が変わってしまいます。

多少の太さなら気にならないかもしれませんが、太くなりすぎると明らかに文字が変わってしまいます。

じゃあ、線の位置を変えたらいいんじゃない?と思うかもしれませんが、「線の位置」がアクティブにならないので、「線の位置」の機能は使えません。




じゃあ、そんなに使えない方法なのでは?と思うかもしれませんが、文字の編集機能は生きていますので、一度設定したらあとは文字を打ち込むだけで同じ装飾の文字を簡単に作ることが出来ます。

編集機能が残ったままというのは便利ですよね。

中を透明にする中抜きを作る時は、文字の塗りをなしに設定すれば、中が透明な中抜きを作れます。

アピアランスを使う

アピアランスの機能を理解していれば、アピアランスを使うのが便利です。

今回は、文字のオフセット → 線の追加 で表現してみました。




テキストを選択して、「効果」→「パス」→「パスのオフセット」をクリック

「パスのオフセット」ウィンドウが表示されるので、今回は-0.3mmオフセットします。

元の文字と比べると0.3mm分だけ細くなりました。
また、アピアランスパレットにも「パスのオフセット」が表示されています。
このパスのオフセットをクリックすることでオフセットの値を再設定することもできますよ。



アピアランスパレットの右上の3本線をクリックして、メニューから「新規線を追加」をクリックします。

線が追加されました。


追加した線をドラッグして文字の下に移動させます。

線の太さを0.6mmにします。


中抜きDTの出来上がりです。




処理のイメージとしては上のようになります。
オフセットで元の文字から少し小さくしました。

追加した線は、オフセットした文字の外形を中心とした位置から線幅ぶん大きくなります。

オフセットで0.3mm小さくなっていますが、線幅で0.3mmと設定すると、内側方向にも向かっていく線幅ぶんが短くなるので、倍の大きさにしてあります。

内側に向かっている分の線(線幅で設定した幅の半分)は

文字の塗りで隠れるので見えなくなります。




アピアランスも文字の編集機能は生きたままなので、文字入力で文字を編集することが簡単です。

ただ、アピアランスを理解していないと、装飾の編集をすることが難しいかもしれません。

作った人がいないと装飾を変更することが出来ない、なんてことがあると多人数で作業している場合は不具合があるかもしれません。

アピアランスを使用する場合も塗りをなしにすれば、中が透明な中抜きを作ることが出来ます。

アウトライン化して塗りと線を使う

文字を入力した後に、アウトライン化して、そのパスに対して塗りと線を適用します。

アウトライン化するので文字の編集はできなくなります。

文字を選択して、上部メニューの「書式」→「アウトラインを作成」をクリックします。
ショートカットは「Ctrl+Shift+O(オー)」ですね。よく使うので、ショートカットを覚えておくと便利ですよ。


アウトライン化されました。



パスになった状態なので、このパスに対して、塗りと線を適用します。

パスになったことで、「線の位置」がアクティブになりました。

「線を内側にそろえる」を選択すると、パスから内側に向かって線が付くので、文字の形が崩れません。



アウトラインの使用を理解していれば、作業的にはこれが形が崩れない方法では一番早いかもしれませんね。

ただ、文字の編集機能は失われてしまうので、新しく文字を打ち直すときは手間かもしれません。

ただ、もともとの作成の手間がかからないので、アウトライン化してもさほど問題はないでしょう。
たくさん打ち直しを無いといけない場合は大変になりますけどね。

アウトライン化で作る場合も塗りをなしにすれば中抜き部分が透明になります。

パスファインダでパスを作って中抜きにする


パスをアウトライン化します。

これは上の項「アウトライン化して塗りと線を使う」でも説明したので簡略化してます。




上部メニューの「オブジェクト」→「パス」→「パスのオフセット」をクリックします。
「効果」→「パス」→「パスのオフセット」ではない事に注意です。


おなじみのウィンドウが表示されますので、好きな値を入力します。
今回も-0.3mmです。(使いまわし)

オフセットされた状態のパスが新たに作成されます。

現在は、2つのパスが重なり合っている状態ですね。

レイヤーで見てみるとわかりやすいかも。




オフセットした小さいパスが、元のパスより上に来るようにします。

この状態で元のパスとオフセットしたパスの両方を選んで

パスファインダーパレットから「前面オブジェクトで型抜き」をクリックします。

すると、中抜きされた複合パスが作成されます。

パスなので、外側の文字も、内側の抜きも編集しづらくなります。

でも、考え方を変えると、自由に編集することが出来るとも言えます。

線で設定した中抜きは、画一的な中抜きしか作成できないので、アレンジしたりする場合は、パスファインダーで中抜きを作成して編集するとよいでしょう。

パスを重ねて作成

これは小難しい事はなしにして、パスを重ねるだけです。

文字をアウトライン化
(文字を選択して、上部メニューの「書式」→「アウトラインを作成」をクリック)
して

オフセット(上部メニューの「オブジェクト」→「パス」→「パスのオフセット」をクリック)するだけ。


パスに塗りが設定されているだけなので、色を変更したりするのが簡単で、初心者でも扱うことが出来ます。

その分、文字編集の自由度は下がってしまいますが、だれでも修正が簡単に行えるというのはメリットのひとつでしょう。

塗りが設定されていることが前提なので、中抜き部分を透明にすることはできません。

状況に合わせて作成方法を変える

色んな種類の作成方法を紹介しましたが、やり方をたくさん知っているとシチュエーションに合わせて作り方を変えることができます。

自分だけで完結するような作業なら、自分のやりやすい方法で行うのが一番ですし、データを他の人が編集する可能性があるならわかりやすい構成にしたほうがいいでしょう。

また、修正がほとんどないような場合はアウトライン化して簡素化したほうがいいですし、文字要素が週1で変わるなら文字編集機能があったほうが楽ですよね。

このように、状況に応じて柔軟に作り方を変えるという事が気配りにつながります。

気配りができると、それは作業効率につながってきます。

万能の編集方法が今のところはないので、自分で工夫して効率を上げていくことが大事なんですね。
今回は以上になります。

質問受付中!

Illustratorで分からないことがあればどんどんコメント欄にて質問をお寄せください。
ぼくもわからないことはたくさんありますが、できるだけ回答していきたいと思います。

よろしくお願いいたします。