Excelで二つ以上の条件を設定する方法【or関数】
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あれもこれも満たしたかったら何が悪い!
前回のExcelで曜日が入力されると、曜日に応じてセルの色が変わるようにする方法で、色が変わる条件が、『セルに「土」が入ったら』だったんだけど、『セルに「土曜日」が入ったら』という条件でもOKにすることってできないのかしら?
表示形式が、短縮形と通常形の二つあるから、通常の表示にした時にも対応させたいな。
前回は条件付き書式を使用しましたが、設定した条件は一つだけでした。
『セルに「土」が入ったら』という条件にしたので、仮にセルに「土曜日」と入ってしまうとはじかれてしまいます。
なので、『セルに「土」が入ったら』と『セルに「土曜日」が入ったら』の二つの条件を設定して、どちらかの条件をクリアすれば、条件付き書式が適用されるようにできれば、汎用性が増しますよね。
というわけで、今回は複数の条件を設定する方法を解説します。
複数の条件を設定する方法
では順番に見ていきましょう。
やりたいこと
前回の記事では、「土」「日」が入ったら、セルの色が変わるという条件を設定していました。
ただし、この設定だと
「土曜日」「日曜日」と入力されてしまうと、条件に合わないので反応しません。
そこで、条件文を追加して「土曜日」「日曜日」でもセルの色が変化するようにします。
or関数を使う
複数の条件を持たせるには「or関数」を使用します。
これは、設定した条件のいずれかを満たせば、条件は成立したとみなしてくれます。
一度に複数設定できれば、式が短くなって見やすくなるわね
条件式を書くときに、ひとつずつ列挙していってもいいのですが、長くなりがちです。
or関数を使えば、条件式が短くなって見やすくなる可能性があります。
あくまで可能性なのね…。
or関数の使い方
or関数は、()の中に条件式を複数書いて使用します。
今回は2つだけ設定しますが、カンマで区切れば、条件式を好きなだけ増やすことができます。
カンマで区切るまでが一つの条件文です。
では設定してみましょう。
or関数を使うので、条件式は下のようになります。
=or(条件式1,条件式2)
関数そのままなのね
そうですね。
前にも書きましたが、複雑そうな式はわかるところから埋めていくといいですね。
次に、前回使った条件式です。
セルに「日」が入っているかどうかの条件式 → C$5=”日”
これを変化させて「日曜日」が入っているかどうかの条件式を考えてみます。
セルに「日曜日」が入っているかどうかの条件式 → C$5=”日曜日”
曜日を書き換えるだけでした。
さてここで、条件式が二つできました。
C$5=”日” → 条件式1
C$5=”日曜日” → 条件式2
これを、or関数の式に入れてみましょう。
=or(C$5=”日”,C$5=”日曜日”)
代入するだけなので簡単ですね。
あとは条件付き書式のルールを書き換えます。
書き換えました。
次に土曜日の方も変更してみます。
=or(C$5=”土”,C$5=”土曜日”)
これも、日曜日を設定した式を変更して、式を作成します。まぁ、日曜日を土曜日に変えるだけなんですけどね。
「土」または「土曜日」、「日」または「日曜日」を満たせばセルの色が変わるようになりました。
これでどちらの表現でもOKですね。
ワイルドカードは使えない
「土*」にして、条件式を作ろうかと思ったのですが、ワイルドカードの使える関数は、限定されていて今回のパターンでは使えませんでした。
なので、or関数を使って、条件式を増やしたんですね。
おわりに
条件式を増やして追加すると、いろんな状況に対応できる柔軟なフォーマットにすることができます。
曜日と聞いて「土」と入力する人がいるかもしれないし、「土曜日」と入力する人がいるかもしれません。
そんなどっちのケースにも対応できれば、使いやすいフォーマットになると思いますので、条件式の追加方法を覚えておきましょう。
今回は以上です。
お疲れ様でした!
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