Excelで直前に設定した書式設定を他のセルにも瞬時に適用する方法
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Ctrl+Vも面倒だったら何が悪い!
セルの書式設定を行うんだけど、それをコピペするのもちょっと面倒くさく感じてきちゃって。
なんかパパっとできるようないい方法はないかな?
以前の記事「Excelでセルの書式設定を他のセルにも適用する方法」で、書式設定をコピーする方法をお伝えしましたが、これはCtrl+Vでコピーするだけとはいえ、アイコンをクリックする必要がありました。
今回はそうではなくて、一つのキーを押すだけで、書式設定をコピーする方法を解説します。
直前に設定した書式設定を他のセルにも瞬時に適用する方法
では解説していきますね。
「F4キー」は直前のコマンドを繰り返す
Excelでは「F4キー」は直前のコマンドを繰り返すという操作になります。
なので、あるセルの書式設定を行った直後に他のセルに対してF4キーを押すことで、書式設定を他のセルにも瞬時に適用することができます。
ではやってみましょう。
一つのセルに対して、「太字」を適用します。
無事適用できたら、この書式を適用させたいセルを選んで「F4キー」を押します。
キーボード操作で適用できるから慣れたらマウス操作よりもやりやすいかも。
もう一度やってみましょう。
バケツアイコンからセルの色を変更してみます。
これを下のセルを選択してF4を押してみましょう。
セルの色が変わりました。
んー、でもセルの色が変わっただけで、太字は適用されてなくないか?
太字も一緒に適用してほしいんだけど…
F4キーは直前のコマンドを繰り返す機能なので、ボタンからの書式の変更だと要素を一つしか変えられません。
・文字の大きさ
・文字の太さ
・セルの色
・罫線の色
などなど
ボタンから書式を設定すると変更するアクションが独立しているんですね。
だから、F4で繰り返しても、設定されている書式すべてを持ってくることができないんです。
だめじゃん!
なので、ワンアクションで複数の要素を設定できるようにすればいいのです。
できる…のか?
セルの書式設定で変更した場合、ワンアクションとみなされますので、複数の要素を一度に他のセルにも適用できます。
セルの書式設定を簡単に開く方法は以下の記事をどうそ。
>>>Excelでセルの書式設定を1秒で簡単に開く方法
すべてのセルの書式を戻してから、「セルの書式設定」でセルを設定してみましょう。
設定するセルを選んで、「セルの書式設定」ウィンドウを開きます。
セルを青く塗りつぶして
セルのフォントサイズを上げて太字にして色も変えて
罫線を太枠にします。
・セルの色の変更
・フォントサイズの変更
・フォントの太さの変更
・フォントの色の変更
・罫線の変更
5つの要素を変更しました。
「OK」を押してセルの書式設定を確定します。
セルに対して複数の書式が適用されます。
書式設定ができたら、その書式を適用させたいセルを選択して「F4キー」を押します。
書式がすべて起用されます。
おー、これは便利かも
書式を繰り返し適用させたいときに使用してみてくださいね。
書式の貼り付けとの差
以前に「Excelでセルの書式設定を他のセルにも適用する方法」ってのもやってたけど、それとはどう違うんだ?
書式の貼り付けは、直前の動作でなくてもよい、というメリットがあります。
例えば、データをもらって、その書式を他のセルにも適用したい場合なんかですね。
自分で作った書式じゃないなら、F4キーで繰り返し適用することができないので、書式の貼り付けが役に立ちます。
逆にF4キーでの書式の適用は、使えるタイミングが限定的ですが操作が簡単といえますね。
どちらも覚えて、その時の状況に合わせて使い分けていきましょう。
おわりに
今回は書式を適用するという目的にF4キーを使いましたが、繰り返し操作をするときに、F4キーは役に立ちますので、いろいろ使ってみてくださいね。
セルの挿入とかですかね。
今回は以上です。
お疲れ様でした!
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